小技・テクニック等 (報告書No.12)
▼目次▼
詐欺飛び
- 詐欺飛びに必要なフレームは普通41Fか42F。
- A.K.I.はジャンプのフレームが長いため、43Fか44Fとなる。
▪概要
詐欺飛びとはジャンプ攻撃と無敵技のガードを同時に行うこと。操作は、ジャンプ攻撃を地上ギリギリで出して、すぐにガードを入力すること。原理としては、起き上がりとジャンプ攻撃が重なるため、無敵以外の技だと潰され、無敵技は発生が速くても5F、だいたい6F。ジャンプ攻撃の着地硬直は3Fの為、ガードが間に合うということ。
A.K.I.の場合、強蛇頭鞭締めでダウンさせるとだいたい44Fとなる。詐欺飛びできる機会は多い。ただし中央だと、受け身確認が必要になるため難易度は高い。慣れればできるらしい・・・。
▪使用方法
この連携を知らない者には、そのままジャンプ攻撃がヒット、もしくは無敵技を使ってくると思われるため、大きなコンボを狙える。・・・が、あまりにも知られているため。ここから択を仕掛る。相手の対処がパリィだった場合、詐欺飛びに見せかけたすかし投げが有効。ジャンプ攻撃ガード後、投げを押してるようであればシミー(ジャンプ攻撃後の無敵技も対応できる)。ファジー小パンをしてる相手は、ジャンプ攻撃はガード、すかし投げには小パンで返される。そちらには、すかし下段(しゃがみ弱K)が比較的有効*相手の遅らせ具合で勝てる。もしくは連ガでのドライブゲージ削りを考慮してもよい。
万が一ジャストパリィをされても、確定反撃ではないところも強い行動と言える。
遅らせグラップ
- 使いどころが難しい。
- 起き上がりやラッシュ攻撃ガード後に使う場合が多い。
- 相手が手癖になってる場合もある。
▪概要
遅らせグラップとは、ガードしつつ投げコマンドを入力しておくことで打撃、投げどちらにも対応する防御のテクニック。原理は投げ抜けの猶予は10Fある。打撃は最速で4F、起き上がりなどで重なっていればそれ以上に早く判定があるため、先にガードしつつ10F以内に投げコマンドを入力しておくことで、早い打撃はガード、投げは投げ抜けになる。
▪使用方法
ガード時に密着の場合、やろうと思えばだが、すべてのガードに投げコマンドを仕込むことができる。一見打撃も投げも通らないとなると強そうだが、シミーに弱いため多用は禁物。相手の起き攻めの知識があれば、シミーできない起き攻めの時に遅らせグラップを仕込むのは強い行動。
▪難しい理由
操作難易度が高くて難しいわけではなく、使いどころの判断が難しい。しかもこの操作が手癖になってしまうと、とても危険である。反撃が痛すぎるため、2回から3回ほど失敗するともう負けと思っていい。スト6では弱い行動と言われてるのをよく聞く。
シミー
- 生ラッシュを使用すると強蛇頭鞭から簡単にシミーができる。
- 場合によっては相手の受け身確認が必要。
▪概要
投げに見せかけ、後ろに引いて投げ硬直を狩る行動。上記の遅らせグラップに対する明確な答えである。投げ硬直を狩る為だけではなく、相手の無敵技警戒にもなる。暴れにも投げにも強いが、明確な弱点として中足(下段攻撃)に弱い。投げの間合いギリギリを攻められるのであれば、ちょうどその距離でしゃがみガードを入れれば、下段もガードできる可能性はある。そこまで考えてると、相手が投げを入れてきたとき、とっさに強Kを押すと思うが、しゃがみ強Kによく化ける。
▪使用方法
起き攻めや上記の動画のように有利な打撃をガードさせた際に用いる。具体例として、中央での強蛇頭鞭からの中蛇軽功でシミーできるが、後ろ受け身限定。画面端であれば、強蛇頭鞭から螭吻(前強P)を空振りしてシミー。動画の生ラッシュしゃがみ弱Kからのシミーはやりやすい。もちろん投げも可能。OD凶襲突が地上ヒットした場合も中蛇軽功からのシミーができる。ハードノックダウンのため、受け身確認の必要はない。
シミーにはそれだけでなく、情報を得られるという特徴もある。ファジー関連の動きをしてる場合その行動が漏れる場合がある。投げや打撃、バックジャンプなど。
原人狩り
▪概要
遅らせグラップや早投げ等回避して、垂直ジャンプから打撃を与えること。遅らせグラップの場合は確定になりやすい。こちらはシミーと違い、狙える場面が多いが反撃を受けやすい。 こちらが有利の状態で密着の場合、相手が打撃・投げ両方対処できるよう遅らせグラップを仕込んでいる場合によく刺さる。
▪使用方法
シミーができる場合ならシミーが良い。A.K.I.の強蛇頭鞭から中蛇軽功の場合、中央だと受け身確認が必要となる。ただ原人狩りの場合は受け身確認の必要がない。その方法は前ステ2回で+6F有利となるのでそこで垂直ジャンプ(これが動画内容)。相手が投げを入力していれば、遅らせてなくても確定でジャンプ強Pが入る。
ただし、原人狩りの注意点はまず上判定が強い無敵技に負ける。相手が様子見していた場合に対空で落とされ相手のターンとなる。対応できない相手には良いが、対空で落とされるようになるとリスクが大きい。
ファジー小パン
- 相手の詐欺飛び連携を知っていると対処しやすい
- ジェイミーも有名な詐欺飛びもち。
- 豪鬼、春麗、エドあたりはよく使う?
▪概要
ガードしながらすこし遅らせて小パン(弱Pや弱K)等を押しておくテクニック。打撃はガードして歩き投げにはカウンターで打撃を与えられる為、リターンが高い。その代わり難易度が高い。
▪使用方法
上記動画は詐欺飛びでの打撃かすかし投げに遅らせて弱Kを押してる様子。相手の有利フレームの時にファジー小パン(A.K.I.は小パンが5Fのため弱K)を仕込んでおく。遅らせグラップとの違いは、シミー、垂直ジャンプ(原人狩り)に対してもリスクが少ない点。垂直ジャンプに至っては対空で落とすことも可能。ただし、暴れつぶしの投げはファジー小パンでは対応できない。
他にも小技連携の際に投げを入れてくる相手には有効。小技からの投げに対しては遅らせグラップではなく、ファジー小パンがおすすめ。弱点は遅らせ打撃。弱Kは発生が4Fのため、その発生までの間に打撃を入れられると負ける。遅らせている分はガードする為、発生の早い小技はガードすると思うが、相手が小技連携から歩き投げではなく、中攻撃や強攻撃を行った場合こちらがカウンターヒットをもらう可能性もある。
ただ、遅らせ具合でフレームが変化するため相手側も遅らせ打撃での対応は難しい。ファジー小パンが多いと思った場合は投げ重ねの連携に相手がシフトしたりすると、遅らせグラップが有効になる。
ファジージャンプ
▪概要
ガードした後に遅らせてジャンプを入力しておくテクニック。特にコマ投げに有用。原理としてはファジー小パン等と一緒で、投げより打撃の発生が早いと思われる場合に、少し入力を遅らせることで打撃はガード、投げにはジャンプとなるようにする。
▪使用方法
正直、こちらはキャラ対策のようなものでリリーの風ありのコンドルスパイアの時に打撃かコマ投げの択の際に有用。他もそのような状況(+1Fで打撃かコマ投げの択)であれば使えると思われる。
遅らせ打撃
▪概要
打撃のタイミングをずらす、もしくは長いFの技を使って最速より遅めに技を出すテクニック。ファジー小パンのことを遅らせ打撃ということもあるが、こちらのサイトではわかりやすく解説するため区別してる。
▪使用方法
ファジー小パンに対するリターンの大きな行動だが、相手の遅らせ具合で変わる為、確実にこの場面というのはない。ただ実践でもよくある光景が動画にあるキャンセルラッシュからの遅らせ打撃。ファジー小パンや遅らせグラップを入力してる相手に有効。これは相手が4Fほど遅らせて投げ抜けを入力している例。キャンセルラッシュからのシミーは基本できない為、遅らせグラップを入力してる場合もあると思われる。
弱点は最速暴れ。まあ無敵には当然だが、最速で小パン等を振ってる相手にも負ける。それにどこまで遅らせるかが難しい。
画面端でのめくり対空
▪概要
めくりジャンプの際に対空を出すこと。タイミングが難しいうえA.K.I.は波動コマンドの為、タイミングが違えば別の技になったりする。
▪狙いやすいポイント
立ち回りでのめくりジャンプが来た際は距離によってタイミングが難しいため、ガードか空対空がいい。ただし、画面端での投げを重ねた際に前ジャンプをされた時だけはやりやすい。理由は投げ硬直の間に相手がほぼめくっているから。若干待って(2-4F程)相手方向に波動コマンドをだせば、ちゃんと強蛇頭鞭が発動する。通常対空でも良いが、毒がついてた場合大きなダメージとなる為、狙いたい。